職員の山本です。
先月、ここワンネス市川に入社して2年目となりました。
もともとは、本が好きだから(あと、家が近いから)という理由で選んだこの職場ですが、他の事業所様での研修などを通して福祉について学ばせて頂ける機会もたくさん頂きながら、また常にたくさんの本に触れているため毎日新たな発見があり、楽しく働いています。
ワンネス市川は古本を中心に扱うお仕事をしている事業所ということもありますので、僕は最近読んだ本のお話をさせて頂こうと思います。

〇レオ・レオーニ『平行植物』
ざっくり説明すると「架空の植物図鑑」です。
『スイミー』や『フレデリック』は皆さんもご存じかと思いますが、そのような子供向け絵本の著者であるというイメージが強かったため、こういった毛色の作品もあることに驚き以前から気になっていました。
図鑑とは言っても学術的な論述は控えめで、植物の不思議な性質や伝承についての言及が中心となっており、SFよりもどちらかと言えばファンタジー寄りの内容であまり難しく考えずにすらすらと読むことができます。単純に奇妙な形をしていたり、夜にしか見ることができないなどの比較的分かりやすいものから、「遠近法が通用しない」といったジョジョ6部以降のスタンドのような少しとっつきにくい性質のものまで多数の植物が取り上げられています。僕は後者の方が好きです。
空想上の生物についての本は他にもいくつかあるのですが、その中でも『鼻行類』という本が同じくフィクションでありながらこちらは生物学的な深い見地も交えつつよりアカデミックな内容に振り切っているらしく、興味があるので近いうちに読んでみるつもりです。
最初と同じお話になってしまいますが、本に囲まれた環境で働いていると毎日様々な本との出会いがあります。
スキルアップの為だけでなく、読書が好きな僕としては(もちろん、良い意味で)趣味のような気持ちで日々の業務と向き合う事ができ、とても充実しています。
初めて書いたブログにもかかわらず自分の好きなものの話が大半なのですが、こんな感じで大丈夫でしょうか。山本でした。
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